当店ヨーロー堂の位置します浅草のお寺浅草寺(せんそうじ)は、金龍山と号し、聖観音宗総本山。本尊は聖観音(秘仏)。昭和25年までは天台宗に属していていました。浅草観音とも称されます。室町時代に作られたと思われる「浅草寺縁起」によれば、宮戸川(隅田川)の岸辺に住み漁をしていた檜前浜成と竹成の兄弟が推古天皇36年(628)に網で金色の観音像を引き上げ、主人の土師直中知の私宅に安置し崇敬したことに始まるといわれます。中知、浜成、竹成の三人を祀るのが三社権現(浅草神社)で浅草寺の守護神で、その後七度の火災を経、孝徳天皇のときに勝海が再建を行なったとそうです。円仁や寂円による再興も伝えられ、いずれも確実な資料に基づくとは言いがたい伝承であり、浜成・竹成兄弟の観音像取得をはじめ直ちに史実と見ることは出来ませんが、境内から石棺が出土し、本堂敷地の調査により七・八世紀代の遺物が検出されているので、奈良時代以前から寺が存在していたことが確認されています。同縁起によれば、朱雀天皇の時安房の守の任を解かれ上京することになった平公雅は浅草寺に詣で武蔵野守となることを祈願し、天慶5年(942)にその願いが成就した後、金堂や宝塔などを建て、田園数百町をきふしたということです。「尊卑分脈」によると、公雅は高望王の孫で平将門の従兄弟にあたる人物で、武蔵野守に就任。浅草寺は庶民はもとより在地豪族らの信仰を集め、その支援を受けているようです。その後鎌倉将軍家をはじめ歴代将軍家の祈願所となりました。このおみくじはあくまでランダムによる結果ですが、浅草寺に参拝のご利益がありましたら幸いです。 店主敬白 (おみくじをクリックしてね)